footera1953’s diary

本、旅テーマは色々ある。まだ、方向性は固まっていない。

ワールドカップ女子(AUNZ) Ⅱ スペイン戦

衝撃的でしたね。宮澤!! 

W杯前のパナマとの練習試合で、宮澤がスピードの緩急で相手バックを抜き去ったシーンがあって、「あれっ、この選手足速くねえ」と思っていた。

1.速い!

 1点目は、彼女がいなくても植木がボールに追いつくことが出来そうだったが、おそらく得点にはなっていない。植木は宮澤にボールを持って行かれるまで、自分のシュートシーンをイメージしていたと思う。それくらいスピードが違った。

 3点目(宮澤2点目)も、足の速さが目立った。スペインのバックの選手を、5mくらい後からスタートして抜き去っている。遠くからの様子しかわからないが、太ももがよく上がって大きなストライドで走っているし、腕もきれいに振れている印象である。

 これまで解説者が、「〇○選手は足が速いんですよねー」と言った選手が外国選手に比べて速かったためしがない。しかし、宮澤は明らかに速い。ところが不思議なことに、彼女について解説者が「宮澤選手は足が速い」とあまり言っている様子がない。絶対にサッカー協会からかん口令が敷かれているのだと思う。

 もう速いことがばれたので、この後の試合がどうなるのか楽しみである。

2.うまい

 この日の宮澤の2点と田中の1点。いずれもシュート前のボールの扱いがうまい、左右にボールを少し動かして、ゴールキーパーに微妙に体重移動させて(タイミングをずらして)からシュートしている。ザンビア戦の遠藤もそうだった。1回内側にボールを出してから利き足の左足に置きなおしていた。キーパーがちょっとポジションチェンジをした瞬間に蹴っている。いずれも、かなりこういった練習をしているんだろうなと思わせるシュートだった。

 植木は日本の得点王なのだが、シュートを「さあ蹴りますよ」と言う感じで蹴っている。これではシュートでは止められる。この試合で得点しているが、バックの足に当たって入ったラッキーゴールである。利き足は「頭」と言っているらしいが、あの足では世界には通用しない。

3.こんなゲームも見たことない

 日本が速攻を受けて失点する姿は、何回も見てきたような気がするが、日本の速攻(自陣深くから)がこれほどきれいに決まった記憶はあまりない。スペイン側の準備不足があったに違いないが、こんなことが出来るスピードとテクニックを持った選手が育ってきたことに間違いない。