footera1953’s diary

本、旅テーマは色々ある。まだ、方向性は固まっていない。

スポーツ発明大国USA

 WBC(ワールドベースボールクラシック)をやっている。普段野球に全く興味のない家の者も、大谷翔平見たさにチャンネルを合わせていた。しかし三日目にもなると、「まだやってるの」になって、四日目には試合の放送が長引いて録画がうまくいかなかったと不満を漏らす事態となった。

 さて、アメリカの3大スポーツ(4にするとアイスホッケーが入る)の、野球、アメフト、バスケットボールは、いずれもアメリカで発明されたスポーツである(バレーボールも)。これら比較的新しい球技がアメリカで生まれた理由について、本ブログの「儒教」の項にも登場してもらった社会学者の橋爪大三郎氏が以下のように説明している。(どの本か忘れた)

 アメリカは移民の国、英国から清教徒ピューリタン)がメイフラワー号に乗ってやってきた話は歴史の教科書で学んだ。当初の移民は自由な信仰を求めてやってきた人々が多く、新しくやってきた人は既存の住民と交わらないように(信仰を侵されないように)、離れた場所に点々と街を作って行った。そんな始まりを持つアメリカも次第に人口が増えまた都市化も進むと、祖国や宗派の異なる移民が混在して生活することになってきた。

 学校では、スポーツの場面において特定の国のスポーツ(球技)を実施すると不公平になってしまう。そこで新しいスポーツが生まれたのだと橋爪氏は述べている。大国となり影響力を持った国のスポーツが世界に広まったわけである。これは英国発祥のサッカーにも言える

 誰にでも公平である姿勢は、宗教にも言える。聖書の内容を否定する「ダーウィンの進化論」を公立学校では教えないよう定めている州もある。

 ところでアメリカでは4大スポーツにも入らないサッカーであるが、競技人口で見れば野球よりサッカーのほうが多い。日本でもほぼ同様である。・・・データソースでこの順位は異なることがある。

(この3行は、長く不遇の時代が続いた元サッカー選手の愚痴であった)