footera1953’s diary

本、旅テーマは色々ある。まだ、方向性は固まっていない。

藻岩山登山冬 Ⅲ

 冬の藻岩山に天気がいい日を選んでこれまで7~8回登った。

1回目でも書いたが、登山道が平滑化されて登りやすい。木の葉が落ちて見晴らしが良い。足元の雪がクッションになって腰にもいいのかもしれない。こんなことが理由なのかもしれない。

少し写真が溜まったので冬山の様子をどうぞ。

左;落葉しているので、見通しが良い。平らな景色が広がっているが、札幌は、背後に山があるので積雪が少なく、天気が安定しているらしい。だから街が広がった。
右;藻岩山の登山道は参道でもあるので、頂上のお堂までこの地蔵が20体ほど続く。
積雪高さも分かる。誰が雪を掘ってくれているのでしょうか。
左;藻岩山頂上付近の雪像雪まつりに併せて作製中。
右;完成後の様子。この日は風が強いためロープウェイが運休で人影がないが、
天気の良い日は韓国、台湾を中心にすごい人の数になっている。
左;地吹雪のあとの登山道。踏み固められた跡が見えない。
右;この写真だと登山道は真っすぐ正面に続いているように見えるが、
実際は、人影の見える左側へ降りていく。道が見えなくなるとちょっと不安になる。




ボランティアはじめました。(研修終了) Ⅴ

ボランティア研修の報告の続きなのである。

 昨年8月から続いていた美術館の解説員ボランティア研修が、2月6日、火曜日に学芸員による最終審査で終了。合格して無事正式な解説員となった。
 最終審査は10点の作品の解説を20分程度手元に台本を持たずに行う。
 シナリオの暗記に苦労した。年齢による暗記機能の低下が大きいとは思っているが、考えてみたらこんな暗記作業は初めてなので暗記のノウハウもない。ただやみくもに、シナリオを1行ずつ覚えていく。冬の藻岩山登山でも、シナリオを片手にぶつぶつ言いながら歩くことになった。
 審査の後は、研修生同期の3人と指導してくれた先輩ボランティア6人と打ち上げランチ会。女子8人と男子1名という組み合わせはこちらも初めての経験となった。
 
 このあと近代美術会協力会の会員(年会費1万円、展覧会が無料になる)になって、4月からの企画展で解説をすることになる。
会費1万円を払って、交通費も支給されずやるボランティアって何なんだろうとちょっと考えてしまう。

藻岩山登山「冬」2

1月15日、筋肉痛が治まらないうちに雪山登山の厳しさを味わうために再び藻岩山に向かう。

札幌では週末に50㎝程度の積雪があった。本日の気温は前回から4℃下がって‐3℃(平地で)。天気はほぼ快晴ではあるものの、前回と比べて風が強い。そして、下山途中から雲行きも怪しくなってきた。今回味わった冬山の厳しさは以下の通り。

①馬の背付近は突風が吹くと、快晴でも視界がかなり悪くなる。その上強烈に寒い。

②風で雪が巻き上げられ、登山道があいまいになる。(ほぼ両脇に木があるか斜面なので大丈夫だとは思うが)

スマホの電池が急激になくなる。写真撮影用に出し入れしやすいポケットに入れたのが間違い、冷たくなっていた。

今日もそれなりの登山者の数であった。しっかり冬装備している人。街中で着るような外套に街中で使う冬靴で登る人。手袋していない人。さすがに「ええっー」と思う。

当方も普通の登山靴にアイゼンを装着した程度で、寒くないだけのいい加減な服装ではあるが。

左;前回紹介した登山道。右;今回の様子。雪の深さがかなり違う。
左;馬の背付近で。日が差していると気持ちいいが。
右;同じようなところを15分後くらいに下ると、地吹雪で足跡が全く見えなくなっている。





 

 

 

 

藻岩山登山・・「冬」

 東海道53次制覇のための体つくりにランニング、登山をやっている。ランニングは、近くの公園を冬でも走ることが出来るが、山登りは全くの素人なので冬に山を登るなどということは全く考えていなかった。

 ところがちょうど1年前、本ブログに投稿した「日本は儒教の国?」で登場するバンカー(学生時代は登山部だった)が、「普段登っている藻岩山は、誰でも行けますよ。」と教えてくれた。そこで、通販で中国製の怪しくて安いアイゼン(19爪;約3,000円)を購入して挑戦した。

 結論から言うと、非常に快適、爽快であった。

①札幌市内最高気温は1℃。快晴で天候が良かった。(2024年1月12日)

②岩があったり段差のある登山道が、雪で舗装されて段差が均されて歩きやすい。

③樹木の葉がほぼなくなって、視界が広く、気持ちがいい。

④頂上の展望台は、観光客用に冬でも営業してるのでトイレや休憩の心配がない。

次回は、そうはなりたくないが「冬山はこりごりだ」を報告するかもしれない。

左;登山口から5分、二日前に大雪が降ったが、毎日100人程度登山者がいるのですでに整地されている。
右;登山口から25分。かなり急斜面で丸太を並べた階段エリアだが、今は全く丸太が見えない。すぐ下を下山する人が見える。



左;山頂。この日は飛ばしたので1時間で登頂した。柵の様子から積雪は50㎝もない。
右;下山中。木漏れ日が気持ちよい。道の奥に見える人は遠く感じるが、この人かなり小柄なのでそんなに遠くはない。

 

これが怪しいアイゼン。HIKENTUREとかいう中国の会社。着脱は簡単で装着感も悪くない。今のところ問題ないが、あとは耐久性。それより登山靴が痛んできた。




 

クリスマスマーケット

 上原ひろみのコンサート(2023年12月14日)会場hitaruは、札幌大通り公園西1丁目付近から徒歩5分くらいである。

この大通り公園の2丁目付近で毎年12月になると(ここ20年続いて)、ミュンヘン・クリスマスマーケットをやっている。

 

 クリスマスマーケットはドイツを発祥とするもので、ドイツ大使館のHPの記事を引用すると

クリスマス前のアドベント(クリスマスまでの4週間のこと;待降節)になると、ドイツではどこへ行っても、町の中心には必ずクリスマス風の飾り付けをしたかわいらしい屋台が並んでいて、グリューワインやレープクーヘンが売られています。

ドイツ観光局によると、クリスマスマーケットの数は大都市だけでも2,500を数えるということです。ドイツ人にとっても、海外からの観光客にとってもクリスマスマーケットめぐりは、一度は行ってみる価値があります。

 

 僕は、コロナ禍直前の2019年12月に家族3人でフランクフルトからミュンヘンを旅行した。いわゆるロマンチック街道をである。この旅で毎日クリスマスマーケットに行った。ドイツ大使館が一番と勧めるニュルンベルクも行った。

 この3人と別の家族もドイツのクリスマスマーケットに行っているのだが、この4人の共通認識は、札幌のクリスマスマーケットは本場のそれの再現度が高いということである。本場ミュンヘンに比べるとその規模は全く比較にならないが、売っている食べ物やそれを食べ歩いている雰囲気、イルミネーションの感じなどの再現度が良いのである。

 今年の25日までやっている。来年もやっていると思う。ぜひ一度行ってみては。無論本場のクリスマスマーケットに行くでもよいが。

 

 クリスマスはキリストの誕生日でそれを祝うという催しである。12月25日がキリストの誕生日ではないことは常識である。ではなぜそうなったのか、これには諸説あるが、神聖ローマ帝国と名前が付いたことのあるドイツ付近で、カトリック教会は勢力拡大のため布教に勤めた。その中で地元の冬まつりとキリストの誕生を結び付けたという説もある。元々あった冬の行事がクリスマスマーケットになって今も続いているのである。

近頃アメリカでは、オフィシャルにはメリークリスマスと言わなくなった。いわゆるポリティカルコレクトネス(PC)であろうか。映画でもハッピーホリデーと言っている。

 

 

左;フランクフルトのプレッツェル、プレーン、チョコレート種類が多い。
右;札幌のプレッツェル売り場。この写真だけだと札幌とは思えない。
(ちょっと日本語が見えるけど)
左;これもフランクフルトのマーケットと市民。
右;こちらは札幌のマーケットと市民。
テレビ塔があるので札幌とわかる。名古屋ではない。
左;ニュルンベルクの夜のライトアップ。
右;フランクフルトから車で1時間くらいの田舎町のマーケットの様子。
写真のお店で丸太を斜めに切って切り口をサンタの顔にした手作りの人形を買った
左;これもフランクフルト。ドイツ人は背が高い
右;女性が手にしている小ぶりのキャンドルスタンドをドイツのお店で買った。
棚に載っている大きめのキャンドルスタンドと同じものが、
札幌のマーケットにあったので昨年買ってしまった。




 

不条理演劇 劇団東京乾電池

生まれて初めて、小劇場で不条理劇を見てきた。100人キャパのホールの一番前。

大劇場、中劇場を含め演劇を見たのは、50年近く前に見たミュージカル劇「屋根の上のヴァイオリン弾き」と30年くらい前に見た欽ちゃん劇団の舞台と2回しかない。

 

『小さな家と5人の紳士』 劇団東京乾電池

 

パンフレットの紹介は

『どうしてお母さんを、縛っているんです・・・?』

『こうしておかないと、逃げちゃうんです』(柄本明役)

『逃げる・・・?』

『ええ。あなた方は逃げたりしませんか・・・?』

『私たちがですか・・・?』

舞台に段ボール箱が一つ、そこから始まる…。

となっていて、作者は不条理演劇の第一人者、別役実です。パンフレットの続きを一部紹介すると

「明確なストーリーも、起承転結もありません。5人の紳士たちはどこからともなく現れ、またどこからともなくこの紳士たちに絡む人物(柄本明ほか)たちが現れ、わかるようなわからんようなことしたり、して、そして、終わっていきます。」

となっている。舞台の内容はこの説明通りである。

 

ちなみに不条理とは

物事のすじみちが立たないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。

と辞書にある。不条理の意味は何とか分かるが、不条理劇を調べるととても大変である。ほぼ理解不能で不条理なことが書いてある。

 

で、お芝居、舞台はどうだったのということだが、私個人としては面白かった。舞台と言っても、一番前の席と同じレベルの5m位先で芝居をしているので、息遣いが聞こえてくる感じも良かった。正しい楽しみ方かどうかわからないが、セリフをかんだり、変な間があったり、客席のくしゃみで柄本さんがセリフを詰まらせたり、物語がない分いろんなことにドキドキしながら鑑賞できる。泣いたり怒ったり感情を揺さぶられる的な芝居より良いかもしれないと思った。

柄本明は講演後のあいさつで

「面白かったと思う人とつまらなかったと思う人がいると思いますが、つまらなかった人は仕方ないですね」と言っていた。そういうつもりで演じているという事だろう。

60分くらいの上演時間も初心者にはよかったし、起承転結はないものの進行する中で色々出来事があって盛り上がるシーンは用意されているので退屈はしない。

4日間で9公演。チケット料金4,000円(なぜか25歳以下は2.500円)

計算してみた。チケット完売してMAX360万円の売り上げってどうだろうか?演者6人、舞台装置は段ボール箱2つとガラス瓶、枯れ木1本と後は衣装。

 

演劇を見て楽しかったので久しぶりのブログ投稿でした。今日は上原ひろみのコンサート。上原ひろみが好きな人に不条理演劇が向いているのかどうか知りたい。

今回の舞台のパンフレット。(裏側)



 

 

 

 

東海道53次徒歩の旅 3rd season  藤川宿~池鯉鮒(知立)21.5㎞

 3rd season の最終日。5日間100㎞弱の行程であったがやはり疲労がたまってきて限界である。このレポートは帰札後10日ほどたって書いているが、膝の痛みを中心に1週間ぐらいはダメージが残った。

 最終日の翌日は遅いフライトだったので、名古屋市立美術館の福田美蘭展(非常に面白かった)を観て栄町を中心に観光となった。。

 今回の行程では多くの松並木に出会ったので、この項はその写真を中心に紹介。

 次回最終シーズンの予定であるが、名古屋の友人から、「東海道は大阪まで行かないとだめだよ」と変なアドバイスをもらったので先行きが不透明になった。

 

左;藤川宿付近の並木道。道幅が恐らく当時のまま。気持ちいい。
右;岡崎宿近くの並木道。2車線の道路になっているのでちょっと加工されている。
左;知立宿手前の並木。
右;並木が途切れる橋の欄干も松のデザイン。ちょっとチープだけど。