2023年9月22日、23日と日本で一番早く紅葉が始まる大雪山系黒岳(1984m)へ行ってきた。ただし、ロープウェイとリフトで7合目まで。全国ニュースでも紅葉が始まるとニュースになったり、初冠雪でもニュースになりがちな山である。ここ北海道も夏が過ぎてもいつまでも気温が下がらないので、紅葉が例年に比べるとかなり遅れているが、7合目付近は多少色づいていた。一番の観光シーズンなので100人乗りのロープウェイに1台待って乗った。
観光だけではなく、人気の登山コース(リフトを下りて頂上まで90分くらいなので初心者でも十分行ける)なので、登山客もかなり乗っている。札幌から登山のツアーできている人達も多い。私自身は黒岳の近くにある旭岳、赤岳に若いころ登っているが、中々の眺望である。
本日の報告は、
こちらではなく北海道遺産(*)の旧
国鉄士幌線タウシュベツ川橋梁と、
その道すがら出会ったなかなかお目にかかれない道路の風景である。
士幌線は1987年に全線廃止になった鉄道であるが、
この
タウシュベツ川橋梁(鉄道橋)は、
1956年に完成した
糠平(ぬかびら)ダムにより湖底に沈んでしまった橋。鉄道は
ダム湖を避けて作り直している。
この橋は夏の間は冠水して見ることが出来ず、1月から6月にかけて姿を現わすため、幻の橋梁と言われているが、今年は雨が少なかったためこの季節(9月22日)でもその全容を見ることが出来た。
ここには、これ以外にも
士幌線のアーチ橋跡などいくつかの鉄道遺産が遺されており、マニアには人気のスポットとなっている。
(代名詞、指示代名詞が多くて読みづらいかもしれない)
2.白樺と真っすぐな道
こちらは特に観光名所ではないが、黒岳(
層雲峡温泉)
から、
タウシュベツ橋梁に向かう道路(国道273号)
で出会った景色。両サイドに
白樺の林が続く真っすぐな道が気持ちよい。この道が美しく感じるのは電柱がないからである。人家がないので電気を供給する必要がない。ちなみに携帯も上記橋梁付近を含め圏外であった。
しかし、現在携帯に電波が届かないような場所に鉄道が通っていたことに驚かされる。ちなみに、この
士幌線は沿線で伐採した木材を運ぶために敷設されたが、輸入木材に市場を奪われ産業として立ち行かなくなったため、鉄道の使命も終わったという歴史がある。